着物のクリーニングを専門店に依頼すると洗い方は丸洗いです!
洗い張りは必要な時に依頼するということになり現在ではサイズ変更など仕立て直しをするための依頼が多いようです!
昔は着物のクリーニングと言えば洗い張りをしてましたが、ドライクリーニングの発達に伴い丸洗いがほとんど主流ですのでクリーニング店に丸洗いでと指定して出されると良いでしょう!!
では洗い張りと丸洗いがどのように違うのかを説明していきます!
目次
1.洗い張りの特徴
先ず洗う前に着物を全部解き各部位を合わせ、綴り縫いをして仕立てる前の反物の状態に戻します!約12~3mになるでしょうかこれをササラがけします!
洗い場の台の上に置き水と洗剤を使いササラ(竹を細く裂いて束ねたもの)やタワシで擦り洗いをします!
干し方は伸子(しんし)張りといい竹ひごの両端に針が付いていて反物になった生地の両端に湾曲にさして何百本も使って張っていきます!衿などの小さい物は板に貼ります!
洗い張りは丸洗いよりも汚れ落ちがよく仕立て直しする時の縫い目後を消せるのが利点です!
サイズを細める時は問題ありませんが広げる場合は前の縫い目の折跡が出るので消すためには洗い張りが適してます!
水洗いをするので汗など水溶性の汚れには強力です!
洗い張りをして仕立て直しをする、費用は掛かりますがいい着物の手入れ方法としては最高ですね!*洗い張りまでしなくても仕立て直しやリサイクルをして洋服にしたいだけなら、湯のしと言う方法もあります!
洗い張りと同じで全部解いて各部位を縫い合わせて反物にしてそのまま湯のしの機械に入れます!
蒸気で生地を柔らかくし伸ばしてゆく方法です!
2.丸洗い
洋服を洗うのと同じように1着丸ごと洗う方法です!
洗い方はウエットクリーニング(水洗い)とドライクリーニングです!
留袖、訪問着、振袖、紋付袴など専門店に依頼すると基本ドライクリーニングです!
ウエットクリーニング(水洗い)は主に綿や化繊等々素材を選択します!
ドライクリーニングでの丸洗いはは機械に入れて洗うのですが、洋服を洗うのと違い少ない量です!洗いや濯ぎ絞りの時間は短く機械の回転はゆっくりと揺り籠をゆするように洗います!
乾燥は基本自然乾燥です!浴衣や単衣物や襦袢類は自宅で洗えるものがありますので又別の項目にて詳しく説明させていただきます!
まとめ
着物を長く大事に着用していくためにはお手入れが大事だと思います!
そのために洗い張りや丸洗いがありますが、保管方法をちゃんとやることが大事です!
着物は湿気がカビやシミの原因になり一番の大敵ですので年に一度は必ず虫干しをするようにしましょう!保管の方法は別の項目で詳しく説明していきます!
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