披露宴に招待された時どんな服装で行くか大変迷う事ですが、
まして着物でとなると尚更分からなくなるのも理解できます!
着物には第一礼装・準礼装・略式礼装と格式が決まっています!
どんな種類があるのか?どんな場所に着ていけるのか?
これが分かると何にも迷うこともありません!
親しい友人の披露宴だと準礼装の色留袖が相応しいでしょう!訪問着や付け下げは家紋を付けると略式礼装として通用します!
又袋帯、平帯締めが格を上げます!それでは今から種類や格式について説明していきます!
目次
1.留袖
女性の第一礼装です!
黒地の裾周りに花鳥風月紋様・時代絵巻紋様・縁起物紋様などを描いて染めあげて有りますが、
それに金箔銀箔や金糸銀糸で刺繡装飾をしてるものもあります!
描かれている絵模様は絵羽といって縫い目を跨って後ろから前まで繋がっている事が正式の留袖の条件の一つです!家紋は前左右の胸・後ろ両袖と背中に全部で五つ!
家紋は数が多いほど格式が高いです!
仕立ては袷ですが裏地とは別に比翼といって簡易衿と八掛という裾除けが付いてるものが本式です!
披露宴では母親・新婦の姉妹・叔母等直属の親族が着るもので友人が着るのは
相応しくありません!
第一礼装ですので国際的な式典に着用しても何ら遜色はないです!
(注)絵羽(えば) 裾廻りの柄が前身頃より縫い目を跨り後ろまで繋がっていて、
又同じように袖から胸側衿に繋がるように計算して描いたり染めたりします!
黒留袖や色留袖は絵羽は裾だけです!
(補足説明)留袖に合わせるものとしては、帯は袋帯 帯締めは平 半衿は白地(刺繡白糸で金糸銀糸が入ってもいいです)
2.色留袖
準礼装で黒留袖と同じように裾に柄があり色染の無地です!
家紋や絵羽の条件は黒留袖と同じです!
披露宴に友人として列席される時着用されてもかかまわないと思います!

3.振袖
未婚の女性第一礼装です!成人式などの式典には相応しいです!
披露宴にも新郎新婦の親族関係であればよろしいのではないでしょうか!


4.訪問着
現在では訪問着の条件も幅広く対応するようになりましたが、
やはり家紋は少なくとも背中に一つはあった方が良いでしょう!
家紋は数が多いほど格があがるので披露宴にご友人として出席されるなら家紋はあった方が良く
色無地ではあれば準礼装として着用できるでしょう!
ここまでは帯は袋帯で長襦袢は白もしくは白地柄で半衿も白で白刺繡ぐらいがよろしいでしょう!
5.付け下げ
柄は絵羽にはなってなく裾や袖や胸に繋がりなく点在しています!
格式の上では一番下のランクですが近年では訪問着として着用される方も多く見受けられますが披露
宴などの式典に着ていかれる時は絵柄や家紋のことに留意し
帯は第一礼装の袋帯に平帯締めをした方が良いと思います!
6.小紋柄
ちょっとしたお出掛けや街着にはよいでしょうが正式の式典の場には不向きです!
大島紬や結城紬なども小紋で今や高級品ですが紬はあくまでも普段着扱いされているので個人的な
パーティーなどには良いでしょうが晴れの場所には相応しくないでしょう!?
7. 色無地
家紋を付け帯を袋帯にすると略式礼装や訪問着として御友人の披露宴に列席したりお茶会などに
参加する事には問題ないと思います!生地は縮緬が最上位でしょう!
まとめ
格式順に説明してきましたが、これは今までのしきたりなので現在成人式で若い人たちがいろいろな着こなしをして楽しんでいるのはいいですね!
これからの時代ははしきたりにこだわらずもう少し自由に着物に接していければいいなあと思っています!
(注)式典など公式の場所に招待された場合は招待する側との関係性の度合いを考えて失礼がないようにその場に相応しい選択をする事が大事だと思います‼

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